Return to site

アルゼンチン、ブエノスアイレス

 

international workshopの旅

 

プライベート編

March 30, 2018

2018年3月17日〜28日、international workshopの旅。プライベート編。

長い長いフライトを乗り越えてようやく到着した日、

お腹が空いたなぁ〜、とホテル向かえにあるオシャレなパン屋さんに入り、パンをカゴに入れていざお金を払おうと。。。

 

英語で米ドルで払いたいと聞いてみる。

 

早口のスペイン語で何やら言ってる。

 

再度英語で質問しても、米ドルを見せても、スペイン語でペラペラ。。。金額さえわからない。

カードを出しても、何故だかエラーが出て。。。

結局パンさえ買えなかった、笑

 

その後もいろんなお店で何度も買い物はしたけれど、小さな商店ではまず米ドルは使えず、英語は通じない。

商品の中身の説明も英語はどこにも見当たらない。

街の看板や標識も英語表記は一切ない。

 

ガイドブックに載ってたこととちゃうやん。。。

もし観光で行ってたらかなり大変だったろうなぁ。

アルゼンチンペソは、20ペソで約US1ドル、約100円

 

オーガナイザーのJuliaは、英語を流暢に話すので私の拙い英語も理解してくれてなんでも相談できた。

彼女の手厚いサポートにより、毎日は本当に充実したものとなった。

もうおかぁさんみたいだった、笑 (ごめん、同い年w)

ブエノスアイレス市内は都会、ひったくりやスリがそこらじゅうにいるらしく、バッグは前に抱えて歩きなさい!スマホは外では出してはダメよ!自分たちだけで地下鉄に乗ったりしないでね。と何度も言われた。

お金がなくなると給料添引きでペソをもらい、それでお買い物を楽しんだ。

 

 

夕食は毎日Juliaの手作り。彼女のマンションがホテルの数件隣だったので、時間になると”ご飯できたよ!”とメールが入った。

アレルギーでお肉が食べれない私に配慮して色々工夫してくれた。有難かったよぅ。

 

そして、毎回日本語で「いただきます」 「ごちそうさまでした」

とJuliaにも教えてあげて一緒に頂きました。

いつも何気なく言ってるこの言葉を改めて大切なものだと感じた。

 

夕食の時間はJuliaの想いなど色々な話を聞く有意義な時間だった。

英語の勉強にもなった。

毎晩2時間くらいは話をした。

 

アルゼンチンの人は、早くても夕食は20時からなんだって。(お年寄りや子供)

遅い時間に食べて、そして食べてすぐに寝ちゃうらしいw

 

 

ワークショップ会場は街中を歩いて15分のところにあったため、夕方仕事が終わって帰りはフラフラ散策しながら次の日の朝食のパンや野菜を買ったりした。

 

日本と12時間の時差があるので時差ぼけで変な時間に眠くなったり、深夜に目が覚めて眠れなかったりした。

日本語×スペイン語の通訳のRiekoさん、彼女のおかげでワークショップはスムーズに進行できた。本当に助かったし、とっても素朴で素敵な女性で話も楽しく直ぐに打ち解けてお友達になった。

 

仕事が終わってからも彼女の案内で街を歩いたり、アルゼンチンの事を色々聞いた。

コロン劇場に行った時、急遽次の日のチケットが手に入り、ブエノスアイレス フィルハーモニーのコンサートを聴くこともできた。

ラッキー!!!

これがまた素敵なホールでして。

ため息が出るほど美しい。

 

品のいい仲良し老夫婦やカップルで満席だった。

 

コンサートを堪能して帰りにはお腹が空いたね、ちょっと食べて帰ろう、と言うことになり、Riekoさんの案内でピザ屋さんへ。

ここは激ウマでした!!!金曜日の夜だったので満員。
ビール! さっぱり薄味のビールは食事と良く合う!

 

夜も更け危険な区画を避けながら徒歩でホテルへ帰った。

ホテルから歩いてほんの5分くらいのところにある「世界で2番目に美しい本屋さん」に行ってみた。

へー、2番なんだ。。。1番ってどこやねん?

などど思ったりしながら中に入ると。。。。

これがまた素敵なのよ〜〜。

昔の劇場を本屋さんに改装してあるの。

舞台がカフェになっていたりして、本当に素敵。

ものすごく広いの。

面白い塗り絵を見つけたので買ってみた。

ワークショップ最終日の前夜。

関係者6人で食事に行った。

Juliaが昔住んでいたと言う街、バスで約30分ほどのところにある住宅地。

住宅地の中に2ブロックだけオープンカフェやレストランが並んでいた。

とってもオシャレで安全な高級住宅街。

 

途中でいきなり3cmほどもある雹が降ってきて、それも土砂降り並みの勢いで!

もうガラスが割れるんじゃないかと怖かったぁ。

一瞬で街中が氷に包まれて昼間の暑さが嘘のように冷え冷え。

寒い時期にいきなり昼間暑かったりすると降るそう。

びっくりでしたわ。激しいわぁ〜

お天気までも情熱的なのねぇ〜

 

テーブルにクレヨンが置いてあるので、ちょっと落書きw

毎日夜には家でドローイングを描いていたので、我が家を思い出す。

出かける時に泣いてた娘とムギ。元気にしてるかなぁ〜、て。

無事最終日を終え、大成功だった!とみなさんに喜んで頂けて、ほっと一息。

緊張が解け、少しは観光しなくっちゃ!って、ようやくそんな気分になれた。

 

最後の日曜日はJuliaの案内で観光へ

日曜日なので永遠に続く露店やアンティークマーケットなどもやっていて、お買い物、ランチ、お茶を楽しんだ。昨夜断念したタンゴも見る事ができた。

路上で繰り広げられてる観光向けのタンゴだったので、次回は地元の本格的なタンゴを是非観たいと思う。

とっても賑やかでお天気も最高で大満足。

水にあたって体調崩したまりちゃんも無事回復して本当に良かった。

マテ茶の容器。ひょうたんで作ってる。可愛い。

マテ茶は苦くて美味しいお茶。みんなで回し飲みをする。

ステンレスのストローを挿して飲むの。これがまた熱い!!!

ズズーッ!と音が出たら、お湯を加えて次の人に回す。

マテインが眠気覚ましにもなり、みんなが飲んでるお茶。

大好きになりました。なんかクセになる苦味w

1つ買って帰ってきた。

 

お茶を回し飲みしたり、会う人全てと抱き合ってキスしたり、日本でもこんなふうにフレンドリーな人付き合いが出来たら、みんなすぐに仲良しになれるのになぁ〜、って思った。

 

家に壁画が描かれていたり、高架の柱が塗られていたり、地下鉄の駅の壁一面が壁画だったりと

街の中に自然にアートが溶け込んでいる。

自然に溶け込む感じ、これは日本では見かけないなぁ〜と思った。

 

 

そして大学でスペイン語を勉強した留学がきっかけでアルゼンチンに移住している通訳のRiekoさんとお話している中で、「今までせっかく生き延びてきたんだから勿体ないこと考えないで今を精一杯楽しもう!」とする生きることの有り難さについて話もした。

アルゼンチンは物価も高い、けれど一般的にそれに見合った収入はない。

特に食べ物や衣類は高く生きるには不自由なのだ。

犯罪は多い、けど自殺者は少ない。

 

 

海外へ飛ぶ度にそんな声を聞き、体感させられる。

いかに我が国は恵まれているか、平和ボケしているか。

今のままの意識では明るい未来は想像できない。

 

 

自分に何ができるのか、自分らしく生きるにはどうしたらいいのか、

常にランニングしながらも、考えて行動しなくちゃね。

 

Juliaには何から何までお世話になりました。

強くて優しくてきめ細やかで本当に素敵な女性。

オーガナイザーとして個人で動くのは簡単なことではない。

困難な事だらけ。でも私は絶対諦めない!と彼女は言い切った。

 

 

作品を作って発信する事で観ていてくれる多くの人がいる。

求められ、それに応えて私にできる事をする。

作る事と教える事の意味の違いに目的を見失うような感覚になり悩んだりもする

しかしそれらは私のできる事に変わりはなく、結果的には私のやりたい事、広めたい事に繋がるのだと今回そう思えた。

 

 

ありがとうね、Julia.

そして、また会おう!

帰りもまた38時間かけて空を飛んだ〜〜!

往復で地球一周。

 

今日も地球の裏側で、みんなも生きている。

どれだけ距離があっても、同じ志の仲間は、近い。

 

Muchas gracias❤️